ミスアロハフラ 2019 Taizha Hughes-Kaluhiokalani

2019年 ミス・アロハ・フラ
テイザ・ケアケアラニ・ヒューズ-カルヒオカラニ
(Taizha Keakealani Hughes-Kaluhiokalani)

所属ハーラウ: ハーラウ・ヒイアカイナーマカレフア
クムフラ: ロバート・ケアノ・カウプ IV & ロノ・パディラ
オアフ島ホノルル、カリヒ
Hālau Hiʻiakaināmakalehua
Nā Kumu Hula Robert “Keʻano” Kaʻupu IV and Kauhilonohonua “Lono” Padilla


 

ステージでは、まるで
体中に電気が走ってる、、
そんな感じだったの

4月26日明け方に、未だに信じられない、、
そんな様子で息を切らしながらインタビューに答えていたテイザさん。

前日の夕刻6時から始まったメリーモナークフェスティバルの第一夜のコンペティションで、13人のコンテスタントの中から、見事にミスアロハフラの栄冠🏆に輝きました👏

ルーズベルト・ハイスクール卒の23歳。
テイザさんの演技は、この日6番目。

カヒコ競技ではフラパフを、そしてアウアナでは、カワイカプオカラニ・ヒューエット氏による愛をテーマとしたメレでの演技で、ハワイ語賞も同時受賞となりました。
 

エネルギー、、
そして会場に一歩足を踏み入れた瞬間の
あの感覚、、
実はわかっていたの
そこかしこでご先祖様たち(kūpuna)が
私を見守ってくれていたのが。
私(の体)を通して
そこに現れてきてくれたのが。。
 
本当にマジカルな、
魔法にかかったようなひとときだった

 

ご先祖さまや先人たちを感じ共に踊る、、

これは、フラダンサーの口からよく発せられる言葉なのですが、実はこの日彼女が踊ったメレは、15世紀にハワイ島を統治した偉大なアリイヌイ(王、統治者)、リーロア を讃えたもの。
そしてテイザさんは、なんと、そのリーロアの直系の子孫だそうです。

自分をいつも見守ってくれている、偉大な先祖のアリイたちを感じて踊っていた、、そういう特別な意味合いをこめての言葉だったんですね(o^.^)v

 
それでは、まずは彼女のカヒコの演技から 🙂
 


フラ・カヒコ演技
Hula Kahiko Performance

Oli: ʻO Keawe Ke Aliʻi O Waʻauloa
Kaʻi: ʻŌmamaka Mai Ka Lani Ulu
Hula: Ke Kāʻele Ulu O Ke Kapu Līloa
Hoʻi: ʻO Ka Wahine Ia, ʻO Ka Wahine Kea

*最初の読み込みに少々時間がかかります。


このハーラウのフラパフの演技は、2016年ミスアロハフラの演技もそうでしたが、とにかく絶対的な安定感がありますよね。

あのピンと伸びた背筋と腕のエクステンションに、一糸乱れぬステップ。
パフドラムが繰り広げる単調なリズムを、完璧なまでに一体となって刻み踊り続ける、、

観る者に技術的な難しさを一切感じさせず、むしろ安心感を与え、太鼓が響きわたる 古代ハワイの神聖なセレモニー が、まるで今目前で繰り広げられている、そんな錯覚を起こさせる演技でしたね。

そして、彼女のあの表情。

ホスト役を務めたマヌ・ボイド氏もコメントされていましたが
冷静で落ち着き払ったまなざしと、きゅっと閉じた口元から
内面の強さ、自信、そういったものが全部滲み出て、彼女の踊り全体から王族の威厳が感じられたように思います。

そう言えば、彼女の受賞直後の第一声は

 

満足してます、ただただ、満足してます。
やるだけのことはやったから。
あとは審査員次第、なるようになるだけ、、
そう思ったの

 

本人にとって、全く悔いが残らない演技だったというこということで、納得ですね。

そして、マーマネの花をふんだんにあしらったレイも、ナチュラルな色合いのトップとパウースカートによくマッチしていて、素敵でしたね。

そして、続くアウアナの競技は、胸元にラウハラをあしらった 深紅のドレス (←こちらは彼女のクム、ケアノ氏作だそうです)をまとっての登場でした💕

(ちょっと関係ない話ですが、、これまで多くのフラダンサーのメイクアップ・ビフォー&アフターを見てきましたが、、
テイザさんは<カヒコの演技ではノーメークね!>を完璧なまでに順守していて、気持ちがいいくらい別人になられてた気がします。。(^^;) )

 


フラ・アウアナ
Hula ʻAuana Performance

Kaʻi: Lei Waipiʻo I Ka Ua Noenoe
Hula: ʻAkahikuleana A Ka Piko
Hoʻi: Lei Waipiʻo I Ka Ua Noenoe

*最初の読み込みに少々時間がかかります。


メークとドレスアップ、、という効果ももちろんありますが、カヒコとは打って変わって、全く別人の表情でしたね。

実は、このメレ、ʻAkahikuleana A Ka Piko は、カヒコ演技のメレでも詠われたリーロア王が、身分の差を乗り越え愛した、 アカヒクレアナアカピコ への想いを歌ったものです。

※歌詞と訳についてはこちらの記事から

川で水浴をしていたアカヒを見て、一目で恋に落ちたアリイ、リーロア。
歌の中では、リーロアが、彼の全てを、天も地も、海も山もこの世の全てを、アカヒに捧げる、そう歌われています。

‘O luna, ‘o lalo, ‘o uka, ‘o kai
ʻO kuʻu nui kino、、と繰り返される部分ですね♡

(ちなみに、このメレはアカヒクレアナアカピコの王への想いとして訳されることもありますが、このミスアロハフラの演技での解釈では、王からの視点で捉えられています)

そして、カイ(kaʻi 入場部分)とホイ(hoʻi 退場部分)は、リーロアとアカヒの息子で後にハワイ島の王となった、ウミアリーロア が両親へ捧げるレイの飾りについて歌ったものだそうです。

カヒコでのリーロアの<偉大さ、荘厳さ>から、一気に一人の人間としての<優しさ、おおらかさ>にテーマが変わり、偉大なアリイが、ひとりの女性を全身で愛するという、穏やかで優しく、愛に満ちた表情が、とても印象に残る演技でしたね(o^.^)v
 


 
さて、最後に余談ですが、、

彼女が通ったルーズベルト・ハイスクールは、オアフ島ホノルルの、タンタラスの丘 のふもとにこじんまりと佇む高校なのですが、2019年にオアフ島の公立高校ナンバーワンに選ばれたそうです。

以前、そこから徒歩10分くらい下りたところに住んでいたことがあって、付近をよく散歩してたのですが、そんな良い学校とは知りませんでした(笑)

ちなみに歌手のブルーノ・マーズ氏、ピーター・ムーン氏なども同校卒ですよ!

そして、またまた余談ですが、、

彼女が所属する ハーラウ・ヒイアカイナーマカレフア は、ここ数年、メリーモナークで立て続けに快挙の連続を打ち出しているハーラウです。

設立後まだ10年くらいで、40年以上続くベテラン・ハーラウに比べると、まだとても若いベイビー・ハーラウなのですが、メリーモナークには2014年からたった6年出場しただけにも関わらず、2016年、2017年に引き続き、今年 3人目のミスアロハフラ を輩出しているんです。

す、、凄いですよね(;゚Д゚)

そして、もっとすごいのは、このハーラウの団体競技を観られた方はお気づきだと思うのですが、、
この3人のミスアロハフラたちに勝るとも劣らないダンサーが、他にもこのハーラウにはわんさかいるところです。
鍛え上げた体によるアスレチックな面と、ダンサーとしての芸術面、その双方に飛びぬけたダンサーが。。

もしも同一ハーラウから、複数のダンサーがミスアロハフラの競技に参加できるとしたら、、
このハーラウのダンサーたちが上位に名前を連ねてもおかしくないんじゃないかな、、と、そんな気さえします。

というわけで、また、今後もどんなダンサーが出てくるのかとても楽しみですね!(o^.^)v

それでは、e hula mau kākou! 🙂